Mozilla Firefox Thunderbird の拡張あれこれ - MEMO
Permanent Links(2006年7月-2)

MEMO ■ ■ ■ ■ MEMO ■ ■ ■ ■

以下はパーマネントリンク

06/07 ■(7/15d) IE 7 の CSS サポート

@kazuhi.to 覚え書き July 14, 2006 経由ですがこれは凄い、IE 7 の CSS サポート状況を徹底的に解説したページ、未だ全部読み切っていませんが驚くことに24頁もあります.XHTML を書く人は絶対に読まなくてはならないページです.そのページは以下.

06/07 ■(7/15c) Firefox 2 での拡張

Firefox 2 は今まで拡張が行っていた機能を本体の機能として取り入れています.その時それらの機能と当の拡張との関係はどうなるか Firefox更新情報 Wiki*「Firefox 2.0で不要もしくは設定を変更すべき拡張機能」 で簡単に纏めてあります.筆者として気になるのは Tab Mix Plus です.どうもセッションの再現機能だけがぶつかるようです.まあ、Tab Mix Plus のこの機能はあまり上等ではなく Session Manager の方が安定しているので Tab Mix Plus のは止めてく Session Manager を使おうかなとも思っていたのでそれほど困りはしませんが.本体の機能より Session Manager の方が優れていたらどうなのだろう.本体の方は止めることが出来るのでしょうか.Tab Mix Plus とか Tabbrowser Extensions とかは昔から Firefox の機能としては最も重要なタブの機能を拡張してきて本当はこれらは本体にこそ実装されるべきだと思っていたものですが本体が一歩一歩充実してくるとその役目は段々なくなっていくのでしょうね.Flock はどのバージョンからかこれらタブ関係の王者が使えず superT と Session Manager を使っています.superT は Tab Mix Plus ほど多機能なわけではないが幸い Tab Mix Plus で設定している多くの機能が選べるようになっていて気に入っています.

もう一つソースを外部エディターで見られる機能が本体に備わったというのも嬉しいことです.IE から Firefox にデフォルトのブラウザを変えることにしたのは外部エディターでソースを見る拡張が見つかったからです.それまでは Mozilla Suite と IE を半々に使っていてそれに Firefox(当時は Firebird) が加わったもののソースを見て編集するには IE を使うしか無く、閲覧は Mozilla Suite なり Firefox を使うというかなり面倒くさい状態だったのが MozEx が見つかりその後は ViewSourceWith でソースの編集が出来るようになりすっかり忘れていましたが考えてみればソースを編集可能な外部エディターで見る機能は当然もっと早く本体に実装されるべき機能でした.

このページは今すぐ Firefox 2 Beta 1 を入れるわけではなくても正式版が出たとききっと役に立つと思うのでメモしておきます.

06/07 ■(7/15b) Firefox を普及させる理由

スラッシュドットジャパンにまた スラッシュドットジャパン「今、改めて問う、Firefoxを日本で普及させるには?」2006年07月14日 が立てられてどこかにまともな考えを述べる人はいないかと探してみたけれどもううんざりげんなりでせめて面白い話でもないかとも思ったがそれもなく溜息ばかりでいたら、お題の「普及させるには?」の答えではないが、別の所でさらりと過不足なく何故 Firefox を普及させなければならないかが述べられていました.それは Latest topics 「Firefoxが普及して一体なにが嬉しいんだ」Jul 15, 2006、です.

06/07 ■(7/15) チョコレートとセックス

Gardian - Using Internet Explorer at work can be a nasty shock if you use Firefox at home (Thursday July 13, 2006) です.Gardian というネームヴァリューがあるだけに英語のページではいくつか紹介されていますが翻訳はなさそうなので急いで訳しました.

フリーのジャーナリストとして私は自宅で仕事することが多くコンピューターは自分の好みにセットアップ出来る.その為ブラウザは Firefox を使っている.Firefox は今 Internet Explorer のマーケットシェアーを喰っているブラウザだ.

ところが会社で仕事するときは IE の恐怖に曝されてしまうのだ.会社といっても特に新聞社はもう Firefox 革命に参画しているだが、企業の IT というのは大海の中の客船みたいなもので広大で充分なアップデートや変更が行き届かない.多くの企業は今だに IE をインストールしているしそれも古いバージョンを古い OS にという具合である.

Firefox は素晴らしい.人生にあれば良いなと思うチョコレートやセックスみたいに欲しいものが何でも揃っている.タブブラウジングだし、色々な拡張、広告を見なくて済むようにしてくれるもの、パリのお天気が分かるもの、Gmail の着信を知らせてくれるもの、サッカーの試合結果を直ぐ知らせてくれるものなど Chantelle の髪の毛よりたくさんの拡張が用意されている.

だからIE しか使えないコンピューターの前に放り出されるのはもう非道い苦痛だ.第一ベーター版の新しい IE 7 でないとタブブラウジングが出来ない.違うバージョンだとリンクをクリックすると別のウィンドウが開いてしまう.私が定期的に仕事に行くある会社だと5年前の iMacs が動いていて、IE のウィンドウが2つ以上開とクラッシュしてしまう.キーボードやマウスを強く叩くと動かなくなってしまう.もう頭に来て電源コードを引き抜くしかない.

古いバージョンの IE や古いコンピューターは Flash が嫌いらしい.あのふらふら頼りない iMacs もそうで新しいバージョンの Flash を動かすことが出来ない.でも新しいバージョンをインストールするかどうかのダイアログは出てくるので「Yes」をクリックするとこの「Yes」は「はいどうぞお好きにクラッシュして保存していない私の仕事を全部お釈迦にしてください、とお願いする Yes なのだ.」

Firefox にはポップアップをブロックする機能が付いている.しかし会社の IE はそうではない.最近うっかり行ってしまったサイトではポップアップやら広告やらが鬼のようにモニター画面全体に出没してきて必死になって一つ一つ消していかなくてはならないという羽目に陥った.一つのポップアップなど内容を全部表示し終わるまで消すボタンが効かず本当に頭に来た.

誰が悪いのだ.第一には広告のデザイナーと Web サイトで宣伝して何でも売り込もうという連中だろう.重い Flash は IE のユーザーを泣かせるものだ.

第2には Firefox を採用しようとしない IT 部門だ.お願いだからユーザーのことを考えて欲しい.ユーザーは IE でウィンドウがたくさん開いてその重さに耐えかねてコンピューターが動くなくなって IT 部門の人を呼びに行く何てしたくないのだ.諸君だって一々呼び出されたくはないだろう.これが前進する道なのだ.Firefox を入れて貰いたい.特に私が通っている会社みたいな所だったら.

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06/07 ■(7/14c) ベータはアルファー

7ème Gnossienne 「Firefox 2.0 Beta 1 日本語版についての注意」 2006/7/14 で Firefox 2.0 Beta 1 は英語版以外はベータではなくアルファーの位置づけとあります.特に日本語版で次期バージョンに回された不備を列挙しています.また、その一部を修正した日本語パックを配布しているとのことです.

06/07 ■(7/14b) ODF Alliance

CNET Japan 「グーグル、ODF Allianceに加盟」 2006/07/13 によると、標準のフォーマット、Open Document Format(ODF)を推進する目的でこの3月に発足したばかりの ODF Alliance という団体があってこれに Google が加わったと言うことです.

ODF は OpenOffice.org がサポートしているフォーマットで先日 MS Office が対応出来るようにすると発表があったものです.Google の Web ワープロ Writely はサポートしているものの表計算の Google Spreadsheets は未だサポートされていず今後はどうなるかは決定されていないとのこと.記事では Google の参加によって標準化の動きは前進すると書いています.標準化が進めば進むほどソフトウェアーは多様になり今の MS Office の独占は崩れていくはずですが、日本の企業人のように無料の OpenOffice.org を指して「無料で良いものがあるはずはない」なんて言っている連中がいるようでは日本では当分 MS Office の独占は続きそうです.

06/07 ■(7/14) Mozilla 製品のバージョン

ヨーロッパ版 Mozilla Add-ons (Mozilla update)とも言うべき Geckozone - Les différents types de version に Mozilla 製品のバージョンの規則について説明が載っていました.以下ざっと訳しておきます.é

今まで存在したバージョンで開発の時間順に並べてある.(訳者注:アルファー以降はそれぞれ単独の、例えばアルファーの次は直ぐベータではなくアルファー1、アルファー2、ベーター1、ベーター2、RC1、RC2 というように複数存在するのが普通)

  • tinderbox
    ソフトウェアーのコードがコンパイル可能かどうかを調べるツールに tinderbox というのがあってそれの自動的なテストを通ったものが tinderbox-builds として FTP サーバーに置かれる.コンパイル失敗の際は Bonsai で急いで原因を究明する.このバージョンは開発者が色々手を加えるためのものである.
  • nightly builds
    その名の示すとおり毎晩コンパイルされるファイル群である.それらは自動的に安定性がテストされそれを通ったものが FTP の nightly に載せられる.テストする人たちが毎日それぞれの時間を費やして貢献してくれるためのものである.
  • アルファー
    このバージョンはテストの道しるべ(milestones)であって開発者が今後最終リリースへ向けて持っていくテストの一つの課程である.従ってまだまだ欠けている機能やたくさんのバグがある.開発者やテストする人のたたき台であって最終バージョンに向けて大きな変更がある場合などここでのフィードバックが参考にされる.このバージョンも次のベータも releases に載せられる.これは Firefox 特有のことであるがここまでのバージョンはコード名で呼ばれる(訳者注:Firefox 2.0 のアルファー版までは Bon Echo というコード名が使われる).
  • ベータ
    このバージョンは最終版に限りなく近い機能の評価版としてリリースされる.次のバージョンがどんなか例えば Firefox がどう変わったか知りたくてもう待ちきれない一般の人とテストをする人のためのものだ.また最終バージョン以前に最も重要な問題点についての印象などのフィードバックを受けて修正をするためのバージョンでもある.
  • リリース候補
    RC と短縮形で使われる.上に挙げた各バージョンや最終バージョンのコピーである.普通は RC の最終のものが重要なバグが見つからず修正の必要がなければ各バージョンの正式版として数日か数週間後にリリースされる.
  • ファイナルバージョン
    何度となくテストされ問題なしと認められ安定性と機能の質が保証されたやっとたどり着いた目標の正式版である.これこそが日常に使うのに耐えるべきバージョンである.

下に Mozilla 製品の製作過程のサイクルを視覚的に分かるような図を掲載した.

Mozilla 製品の製作過程のサイクル
Mozilla ソフトウェアーのバージョンサイクル

アルファー版、ベータ版、最終バージョンの RC 版も未だ重要なバグを取り除く必要が往々にしてあるということは覚えて置いて貰いたい.

まとめ
上で見てきたように最終バージョンあるいはぎりぎりその RC 版が一般の人の使うバージョンで Nightly やアルファーやベータは一般の人には危険である.それらは手を油まみれにすることも厭わないベテラン向けのものである.

Mozilla Fundation はこの点に関して以下のような警告を発している.

アルファーバージョンは一般の使用に耐えない.作成したページやプロファイルやハードディスクまで破壊してしまう可能性がある.それは Nightly と命名されたものを集成したのと大して変わらない.

ハードディスクまで壊してしまうのですね.恐ろしや!筆者は何かが壊されるのは嫌だし油まみれになるのも大いに厭うので最終版の最終 RC からしか使いません.

Firefox 2.0 の最初のベータ版が出たところで Firefox も最初のベータが出たに過ぎないのにも拘わらずあちこちで報道されるようになりベータ版がこんなに報道されるのは始めてのことと思います.それは知名度の向上で嬉しい限りですがうかつに手を出さない方がよいです.恐らく普通にインストールしただけだと今まで使っていたテーマや拡張は動かないでしょうしどんなトラブルが起きるか分かったものではありません.そういう危険を避ける道を知っていたり、問題に遭遇しても修復の方法を知っている人たちの使うものです.上の翻訳中 Nitely などにリンクが載っていますがうっかり訳が分からないファイルをダウンロードしたりはいけません.リンク先の FTP にあるものはどれもテスト版で専門的知識のある人が使うものです.

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06/07 ■(7/13d) こういう分け方って?

Latest topics 「分析色々」Jul 11, 2006 で今回の Mozilla Japan のイベントについて始の方は反対であるらしい人たちのページへのリンクが並び、後半に「前向きに捉える人もいるようで。」として賛成であるらしい人たちのページにリンクを貼っています.筆者が昨日書いたのは後ろの方に入っています.おかしいだろう上の方に入れろよと文句をつけているのではなく、こういう分け方にというのは「前向きに捉える人いるようで。」と「」が強調されているだけなんだか折角 Latest topics 「葉原でのイベントを「失敗」と考える人の見解の一つを見て思ったこと」Jul 10, 2006 で「これまでFirefoxにしつこくつきまとってきたダサイ部分なんて早急に切り捨てて欲しい、としか思えないだろうと思う。」と語っておられる「ダサイ部分」に逆戻りの気がするのですけれど.

06/07 ■(7/13c) Firefox 2.0 Beta 1 正式版リリース

Mozilla Quality - Interested Testers: First Beta available on the Road to Firefox 2 (July 12, 2006) が Firefox 2 の最初のベータ版のリリースを報じています.まだまだベータ版です.インストールするなら別のフォルダにまたプロファイルを別に作って置く方がよいでしょう.

06/07 ■(7/13b) youOS

CNET Japan 「YouOS--ウェブOSのメリットと可能性を垣間見る」2006/07/10 です.ついにこんなものまで登場したのですね.DEMO を試してみましたが機械のパワーによるのでしょうがまだトロイ感じです.しかし本格的になると 普通の OS やブラウザも将来は単に Web OS を開くだけでよく、きっと OS 自体のデスクトップは Web OS を開くだけの OS を立ち上げると同時に Web OS が開き後は何もいらない非常に軽量なものになってしまうかも知れません.そうなると Firefox もいらないしダウンロードという概念もなくなって...何だかめまいがしてきます.

06/07 ■(7/13) ヘラルドトリビューンの記事

Herald Tribune - The End User: Firefox users decide fate (July 5, 2006) (エンドユーザー:ユーザーが運命を決める)大した記事ではありませんが Mozilla Europe のボス Tristan Nitot へのインタビューが載っていますので.

パリ発.マイクロソフトの Web ブラウザのシェアーを急速に喰いだしたソフトウェアー企業 Mozilla Corporation のヨーロッパ本部はこれといった何の印象も感じられない場所だ.

Firefox は Mozilla の主要製品で既に1億9千万のダウンロードがある.だからここを訪問する人はさぞかし立派な受付があるかと思うが期待はずれであろう.パリ中心部にあるちょっとくたびれたビルの4階の何の特徴もない1室がそれである.

Mozilla Europe の創設者であり最高責任者の Tristan Nitot が言うには「我々は人々が空想するようなセイルス・オフィスで人の気を惹く必要はないと思っています.そんなことしなくても人気の高い無料のソフトウェアーを配布しているのですから.」当の Tristan Nitot 自身もこの1室を2人の同僚と共同で使用している.

Firefox は無料のオープンソースのプログラムでボランティアの手によって開発され各国語に翻訳されている.Windows、Apple、Linux で利用可能だ.カリフォルニアに本拠を置く親会社は検索エンジンをデフォルトで Firefox に載せている Google、Yahoo、Amazon から収入を得ている.

Firefox は39カ国語で使用出来るが、Nitot の話だと雇用人数はたったの55人だそうだ.

ヨーロッパでの Firefox 使用者数は急速に延びている.

バージニアの Reston にあるコンサルタント会社 ComScore の調査によるとドイツでは2006年5月の Firefox のシェアーは26%で昨年より15%の伸びである.残りのシェアーの大部分はマイクロソフトの IE が占めている.

フランスは13%で昨年より5%の伸び.フィンランドはヨーロッパで一番高くて38%この1年の伸びは20%である.

別の調査会社 XiTi によるとヨーロッパ全体で20%を越える Web サーファーが Firefox を使用していると言うことだ.

ヨーロッパの2桁の数字はアメリカ合衆国の7%と対称的である.アメリカのこの1年の伸びは3%である.

日本はこの2年間ずっと5%の横ばい状態である.

Tristan Nitot が言うにはヨーロッパでの Firefox の成功は大陸の様々な言語と文化という壁にも拘わらずあるいはその壁があったからこそ成し遂げられた.のだそうだ.

「アメリカでは英語のソフトウェアーがほぼ100%であるのに対してヨーロッパでは12の言語に分かれている.その為我々はボランティアーの生態系(ecosystem)を再構築する必要がありました.」

様々な文化はそれぞれの文化によって Firefox の採用の違いの説明になる.

例えばスペインは比較的に採用の速度が遅い.

Nitot は言う.「スペイン人はソフトウェアーを選択するという認識があまりないようです.Apple もスペインでこの問題にぶつかりました.人々は Windows とは別のものがあるなんて思わないのです.」

他の国の人々もそれぞれ色々な理由で Firefox をつかっているが、彼の Firefox 受容の理論はちゃんとした研究に基づくのではなく予測に過ぎないと言う.

「ドイツ人はソフトウェアーについても1つの文化に染まってしまうということに警戒心があるようです.また、IE のセキュリティーに関して警告が出ると必ずドイツからのダウンロードは増えます.」

東ヨーロッパでの成功は彼らが始めて自分の未来を分かち合えることへの興奮のようなものが感じられる.という言葉に続き

「ポーランドのコミュニティーは信じられないほど積極的に印象深く組織化が行われています.チェコでも似た傾向が見られますが、ポーランド人は我こそはポーランドにインターネットの最新のツールを導入するのだという使命感のようなものがあります.」

もっと小さい国で自身の言語を持ちマイノリティーと見なされ国では Firefox が彼らのアイデンティティーを表明する唯一のものという感がある.

「マイクロソフトは IE をバスク語やカタロニア語に翻訳する経済的理由はありません.しかし我々なら市場としてどうかなど問題にならずそうと決心したら彼らはユーザーなのです.」

最初のタイトル「エンドユーザー:ユーザーが運命を決める」はどう関係があるかずっと分からず忘れていたら最後に出てきました.このサイト筆者の目には文字が小さすぎて見にくいので Ctrl + マウスホイールで文字を大きくして見ていましたが大きくすると下の方が欠けてしまいます.困ったことです.で致し方なくエディターにコピーして読みました.ところが翻訳中は辞書が必要で Firefox からだとどうにでも出来ますがエディターには辞書機能などありません.そこでひょいと単語をエディターから Firefox の検索バーにドラッグ&ドロップしてみたのです.そうしたら何と使えるではありませんか.Firefox の検索バーは他のアプリケーションから使えるのだ!

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06/07 ■(7/12b) Firefox の宣伝

Firefox 配布促進を目的とした Mozilla Japan のイベントが進行中で、既に秋葉原でのイベントが終了してあと2回今週末の渋谷と次の週末鎌倉で催される予定ですがその第一回の秋葉原のイベントについては批判が集まっています.

例えば、Latest topics 「秋葉原でのイベントを「失敗」と考える人の見解の一つを見て思ったこと」Jul 10, 2006四畳半 裸電球 日記帳 「みんな貧乏が悪いんだ」2006年7月10日(月)

以上二つは一般的な書き方をしておられますが、スラッシュドットジャパン - Re:埋没した「宣伝」 (スコア:4, 興味深い) 2006年07月10日 は筆者の翻訳を引用しているので(それでリファラーから存在を知ったのですが)採り上げたのではなく内容が具体的でどの点で何故逆効果になるかを指摘しています.翻訳の引用部分は勿論 Blake Ross の Firefox ではオタク的メンタリティーの払拭に成功しているという趣旨の所です.

上記のような批判を踏まえつつこれまで腰が重かった Mozilla Japan が折角行ったイベントで、 7ème Gnossienne 「Spread Firefox Japan」2006/7/11 で述べられているように足を引っ張るのではなく Firefox ファンは応援すべきだと思います.どうも八方美人的な言い方になってしまいましたが上の具体的批判提言も充分に応援であることには変わりないと言うことです.では逆に足を引っ張るとはこんなこと言われるのならもう金輪際何もしたくないと思わせるようなことです.

06/07 ■(7/12) IE の行方

(6/27b) 何故 IE を出来損ないで放置するか に翻訳した Opera の Håkon のインタビューでは IE はわざと CSS 2 のサポートを中途半端にやっているのではないか、また完璧なものにしてしまうと Windows の最大のライバルになってしまうのではないかということが語られていました.ブラウザを作っている Opera がマイクロソフトの資金力と人材があればまともなブラウザが出来るはずだという見方はかなり説得力があります.

だがしかし、(6/19) マイクロソフトのこと 及び (6/25) マイクロソフトのこと(その2) の「守旧派と革新派の抗争」は「革新派」のペースでことは進んでいるようだし、「オープンソースの全てのコミュニティーとの間に事態の沈静化、平和を望む.マイクロソフトは全ての過酷な戦闘を停止して協力関係に入りたい.」というメッセージを裏付けるものとして、MS Office の OpenDocument Format サポートが挙げられます.州政府や幾つかの国の政府からの圧力は確かですがそれでも標準サポートの方に踏み出している.

もう一つこれも先日紹介した MYCOMジャーナル 「@media2006にみるWebデザインのトレンド」木達一仁 2006/7/5 の「IE7最新情報」によると「別バージョンとの並列動作に対しては技術的に困難としながらもリクエストに応え現在問題解決に取り組んでいることなどがあった。また、XHTMLのフルサポートやAcid2テストの合格についてはIE7以後のバージョンで対応したい旨を明らかにした。」の記述があってこれはどういうことなのだろう.

この動向が続くならもしかすると IE も囲い込みの道具ではない1ブラウザとして何とか先進ブラウザに伍してやっていこうと決意したのではないかという解釈が出来るかも知れません.昨日だったかドイツでは IE のシェアーが50%代になってしまったという驚くべき発表がありましたが、それでもトップの座を落ちたわけではないしその程度あればまあ良いと言うことなのでしょうか.ちょっと希望的すぎる観測ですが今後が楽しみです.しかしもしそういうことになれば IE が Firefox や Opera に追いつくのは最初のわざと駄目に作っていのるが本当ならあっと言う間のことでしょう.

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06/07 ■(7/11c) Unicode のことなど

某日記 「Unicode 嫌いによる Unicode 擁護」平成18年7月10日(月曜日) は昨日「(7/10c) 何という言いぐさだ」で文句を書いたサイトです.それへの反論というか教え諭すという形で書いておられます.内容はここで書く必要がないのでそちらを読んでください.

筆者も一応 Unicode というのがどんなものであるか Google で調べて見たのですがそれで知った知識というものが如何に古いものであるかを思い知らされました.余談ですが、数年前ある脳の病気の薬の副作用を薬剤師から言われて初耳であったので Web を探し回ったのですがどこにもなく如何に新しい知識には無力であるか思い知らされましたが今回もまさにそれに当たります.(尚、筆者がその脳の病気であるというわけではありません.念のために.)

次に筆者自身は物事をよく知らないで上っ面の知識というものがどれほど無知と変わらないものかも心得ている積もりでそれでも何か言ってしまうことはよく知っている人への挑発という意味で絶対的によいことだと思っています.そのような挑発がなければ今回のように Unicode に関して知識を広げられる機会は非常に狭められるからです.

扨、実際、筆者自身の Unicode の知識はこの日記の作者の書いておられる様に「2006 年の Unicoder には少なくともそこまで無知な人はいない(と思う)。」まさにその無知な人であるわけで、実際には何人かのプログラマーの友人達が昔口々に Unicode の導入とそれの策定に文句を言っていたことの記憶と今回 Yergeau のインタビューを翻訳してみることにしてちらちらと調べただけで、それがどれ程拡張されたものになっているかはまったく知らなかった訳です.

一つだけ「某日記 」でこれは論理が変だなと言うところがあったのでそれは指摘しておきます.3段落目と4段落目の繋がりです.3段落目は「ネイティブでもない人間が勝手に文字コードを考えることの尊大さ」で4段落目は纏めると「日本人だって国際化と言いながらせいぜい漢字文化圏に対応したソフトウェアーしか作らないじゃないか」はルールの策定の問題とソフトウェアーの作成の問題でまったく別の話です.ルールの方はルールが適用される当事者が当然策定に加わるべきだの話で、ソフトウェアーの方は別にクメール語のみ適用のソフトウェアーであろうと古典ギリシャ語のみのでも誰が困るというわけではなく現代ギリシャ語に対応してくれ、日本語に対応してくれとベンダーに頼むかオープンソースであれば自分で作るかで、この二つの話は別のことと思いますが如何でしょうか.勿論論理の進め方について言っているのであって、例えばイギリス人の北アイルランド政策を非難すれば日本だって北海道や沖縄はどうだったのだという反論は正当であるということです.

「CCS さんからのメール」でご紹介の以下のページは非常によいので以下にメモしておきます.

  • 小林龍生へのインタビュー(聞き手 矢野直明)
    ジャストシステムの小林龍生はユニコード・コンソーシアムの正式メンバーで、文字コードの国際規格の実際の現場での様子問題点が詳しく分かり面白く読めます.
  • 漢字文化は危なくない
    は Unicode の歴史から始まりどのような問題からどのような拡張が提案されているかその創意工夫が分かりやすく解説されたページです.

様々な拡張で文字が少なすぎるという問題は解消しているとのことですがこの下の方のリンク先で「(漢字の少なさに対する異議は)16ビットで扱える6万5535文字という文字数の少なさを指摘したものであるが,すでにUnicode2.0で約100万文字の文字コード空間の拡張が行なわれ,解消されている問題だ。誤解を受け続けている理由は恐らく,今のところUnicode1.1で規定された以上の文字が,何ら具体的に Unicode2.0に入っておらず,そのためにまだUnicode2.0に準拠したOSやアプリケーションが存在しないためだろう。」という現実があって未だその恩恵には浴せないようです.

筆者は少なくとも康煕字典の漢字は書くことが出来ブラウザが縦書き(これは CSS 3 で実現される見たい.IE 6 では出来る)、右端から始まる様になる日を待ち望んでいます.康煕字典は5万弱の漢字だそうですが、様々な拡張の結果現在どの位の数が入ることになるのか知りたいところです.康煕字典からの連想で Tron の「超漢字」というのはどういうコードを使っているのか調べようとしたら、「超漢字」の「多国語」と称する機能について という文章で「ユニコードは既存の文字コードを片端からいれていったので、性格を異にする文字が併存しているのである。そうした問題点に気づかず、ユニコードの文字セットを丸呑みしたつけはこれから回ってくる。その意味で、BTRON「超漢字」はユニコードのモルモットになったといってもいい。激烈なユニコード批判を展開していた坂村氏のシステムが、こういう末路をむかえるとは、なんとも皮肉な話である。」というのにぶつかり「超漢字」の多国語表示も上手く言っていないことを知らされました.同じ著者が書いている

は Unicode 以前からの漢字のコード化に関して纏めたもので4ぺーじたっぷりの長いものですが参考になるのでリンクを貼っておきます.

ところで筆者は文字コードについては本当に無知なのですが、最近遭遇して不思議に思っている事柄を以下列挙しておきます.

  • 中国語や韓国語やアラビア語のサイトを見に行くと以前はフォントをダウンロードするように促されたのに最近はその警告も出ないしまた Windows 内に中国語や韓国語やアラビア語のフォントは存在しない一体フォントはどこにあるのだろう
  • 上のサイト(UTF-8)の文字をコピーして OpenOffice.org などののワープロに貼り付けると問題なく表示されるが HTML のソースを UTF-8 にして貼り付けると文字として見えないがブラウザではちゃんと文字として見える.これはエディターの問題だと思うが何が問題なのだろう.どうもフォントが PC 内にあると言うことは分かる.もっと特殊(使用人数の少ない)な文字を使ったサイトでも同様なのだろうか?多分 winXP が有名なものはどこかに持っているのだろうが見つからない.
  • これまで Sfift-jis だと 「à」は 「&agrave;」と書くように言われていたものがフィードの XML で UTF-8 だとパースエラーになってしまい、そのものズバリ 「à」と書くとエラーにはならないのは、「&agrave;」の様に書く規則が UTF-8 以外ではということなのだろうか?しかし「&」は「&amp;」と書かなくてはならず、試していないがタグの「< >」は「&lt; &gt;」と書く必要があるのだろうか?多分そうしないとメタのタグとの区別が付かなくなってしまう.

色々勉強して分かったことは、Unicode の策定が元々ソフトウェアーベンダーがまずは簡易にローカライゼーションが行え、その言語書法で各国版のソフトウェアーが売り出せるという動機で始まったものであるため、その言語書法がソフトウェアーの市場として大きいほど発言力があると言うこと.その意味で日本、中国、韓国は発言力はある見たいです.ただそれだけではなく古代エジプトの象形文字であろうとヒッタイト文字であろうと言語があって書法が存在すれば何でも Unicode に取り入れていく方針があって当然市場には関係なく行われているとのことです.ある言語のネイティヴのルール策定への参加は、小林龍生へのインタビュー(聞き手 矢野直明) の最終段落にカンボジアの例が述べられていますが、カンボジアは欧米主導でやってしまい後で批判が出ているがそれは改善すればよいことでまた必ずしもネイティヴが参加する必要はない、更に決めたルールは変えない方が良いとも言っているのであまり分かった話ではありません.筆者は日本人でなければ俳句が分かるはずはないという考えにはまったく反対であるのと同様にルールづくりにネイティヴで最もよくその言語書法に通じている人と同等の実力があれば誰がやろうと構わないと思います.しかし、まずはルールを作ってしまおうということから言語の現実に精通していない連中が進めてしまうということが実際にあるということです.既に制定されたキャラクターセットとの後方互換、及び Unicode の古い版との互換も要請されていてその意味ですっきりしない体系であるらしいと言うことです.

06/07 ■(7/11b) Pop-up ブロックの黄色の帯

Chris Ilias' Blog - Getting rid of the 'blocked pop-up' yellow bar in Firefox (Thursday, July 06, 2006) にポップアップをブロックした際にブラウザウィンドウ上部に出る黄色い帯を出さないようにする方法が載っていました.

  • アドレスバーに「about:config」と打ち込み ENTER
  • Filter 欄に「privacy.popups.showBrowserMessage」と打ち込む
  • privacy.popups.showBrowserMessage  default  boolean  true
    と出るはずなのでその行をダブルクリック
  • 最後の truefalse に変わる.
  • 以上で黄色い帯は出なくなる.

06/07 ■(7/11) François Yergeau のインタビュー(その2)

Glazblog - Interview of François Yergeau, I18N expert (Saturday 8 July 2006) のインタビュー続きです.聞き手は Daniel Glazman です.

Glazman : Web の国際化は地方や国家の政治から反対を受けたことありますか?

Yergeau : 私の知る限りありません.強いてあげれば中国です.この数年インターネット関連のソフトウェアーも含まれますがソフトウェアーを中国国内で売るのにある国のキャラクターセットをサポートするように義務づけるようなことがあります.こうしたやり方は何ももたらさないキャラクターセットを実装する換わりに他の言語や一般に国際化のお陰で他ではもっとよく使われたかも知れない努力をねじ曲げてしまう.

Glazman : インターネットや Web のツール(ブラウザやエディターやメール関係のプログラム等々)についてはどう思われますか?また国際化は OS のどの部分に責任がありますか?

Yergeau : OS の責任はアプリケーションによって違います.極端な例では私は1990年代に Tango というブラウザで仕事をしたことがありますがこれは Windows 3.x と Windows 95 で動き非常にたくさんの言語と書法をサポートしました.それは当時まだ Unicode をサポートしていなかった OS にたっぷりの Unicode のレイヤーを装備することで可能になりました.しかし現在では Unicode のサポートはそれ以上です.別のもう一方の極端な例ではアプリケーションが自分の仕事しかせずに文字の表示と入力はすっかり OS 任せというものです.普通アプリケーションはこのよう極端の間にあって国際化のサポートは同じではなくまちまちだということです.

Glazman : ITS っていうのは何なのですか?XML の新しい国際化とローカライゼーションの仕様で今話しあわれている最中と聞いていますがそうなのですか?

Yergeau : この新しい標準は XML ドキュメントのスキーマーに関するもので、スキーマーとは XHTML や DocBook などの要素と属性のセットです.ドキュメントの作者が文書作成時に利用するものです.この標準化の目的はスキーマーがどんな言語でも使えまた容易にローカライズ出来るようにすることです.一番単純な例でまた翻訳者が共通して直面する問題は何が翻訳出来何が出来ないかです.命名とかハイパーリンクとか様々なコード(codes)とか頭字語(訳者注:UN が United Nations の略であるような頭文字による略語)等々です.ITS は翻訳可能性を示唆する標準の方法ということが出来ます.それは作者にも翻訳者にも各自のツールにも理解可能なものでなくてはなりません.それにもっと多くのことが詰め込まれています.

Glazman : 2006年の現在大分進歩してきたようですが未だ残されている問題は何がありますか?

Yergeau : それは大変な進歩です.1990年に電子メールは ASCII(アクセント無しの Latin 文字)しかサポートしていなかったし Web は始まったばかりでした.今日ではその双方で国際化され標準が決まり現在の実装はますますその標準をサポートするようになりますます多くの言語と書法が表示出来るようになってきています.かなり特殊なもの(exotiques)を除いて基本的な書法に関しては残された問題はありません.ドメイン名と URL に関しては未だ越えなくてはならない問題が残されています.標準はきちんと整っています.しかし完全な実装となるともう少し遅れます.Web についての無気力振りは以前より非道くなっています.同様に電子メールのアドレスに関しては IETF のワーキンググループで最近やっと真剣な議論がなされるようになったところです.インフラの複雑さ、後方互換の要求、多くの IETF の先輩の逃げ腰から今だに François@Yergeau.com が実現していません.

Glazman : サーバーがあなたの名前にあるセディーユ(訳者注:フランス語などの例えば「 ç 」のように「c」の文字の下にあるヒゲ、この場合 François フランソワという名前に含まれている)を表示してくれないとかトラブルがあるのですか?もしそうであるならフランス語(対応)のサーバーでもそういうことがあるのですか?

Yergeau : 幸いにもそういうことは偶にしかありません.しかしこういった場合が未だ残っています.少なくとも2つの現象から分かります.1つは Unicode はどこにでも導入されていますが(私はこのことを心から歓迎します)以前にはちゃんと機能していたところに偶に新たなバグを出現させると言うことです.2番目は VISA の様な銀行のクレジットカードで起こる問題です.あなたの名前をアクセント無しで記入しているとすると銀行のサイトで正しく書いたとき照合でエラーになってしまいます(訳者注:フランス語では大文字の É は E と書いても良いことになっていて多分このことを言っているように思える).私は正確な数字が分かっているわけではないが感じとしてフランス語のサイトは非道すぎるとも非常に良好だとも言えないでしょう.

Glazman : 他に何かつけ加えることはありませんか?

Yergeau : ちょっとしたアドバイスになるかも知れませんが.もし何かアプリケーションを作る際の話ですが国際化を後回しにするようなことはしない方が良い.それは構造体の一部であって一つの追加する機能とといったものではないからです.バージョン1.0はそっくり全部入れる必要ないかも知れませんが先を見越して余裕を作っておく方が良いです.間違っても未だ不十分な仮説に基づいてコードを書いては駄目です.折角の全世界の言語と書法を手に入れられるのが駄目になってしまいます.

Glazman : 本当に有り難う、François.

Yergeau : どういたしまして.

今日のところはソフトウェアーがらみの所で実はよく分からない話がたくさんで翻訳も間違っている可能性があります.昨日の前半は面白いと思ったもののそういう事情で腰砕けです.

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06/07 ■(7/10c) 何という言いぐさだ

某日記 「平成18年7月9日(日曜日)」 で下のインタビューの翻訳の下につけた筆者の感想に「『悲しいことだがどうしようもないことだ』ってのはなんていう言いぐさだろう。」とあってこの日記を書いた人は本文を読まずに「何という言いぐさだろう.」と切り返さずにはいられなくなります.

「悲しいことだがどうしようもないことだ」は翻訳文の最後にあって経済的に数的に重要な国ほど先に国際化がなされてしまうという現実に Yergeau が言っている言葉を、これも翻訳中にあるまだコンピュータを使っていない国の言語を書法を国際化しその国の人間がコンピュータを使う頃には国際化が出来ているということを得意そうに語っているなど、欧米人がどんどん勝手にやっていってしまうことが本当によいことかどうかに疑問を感じていない様子、またそれは Unicode 策定ということ自体の欧米優位の思考形態に対して同じ言葉を皮肉を込めて言っていることが恐らく最後の感想の所だけ読んで書かれたと思われるので分からないのかなということです.世界中の文字を16バイト、65356文字の中に納めよう何て無理な試みを平気でやってしまう欧米人に対してまたそれに従ってしまった日本人(誰が何人ぐらいがどのようには調べていませんが)対しての非難をすることが「何という言いぐさだ」と思っておいでならそれこそ「何という言いぐさだ」と切り返します.

06/07 ■(7/10b) François Yergeau のインタビュー

Glazblog - Interview of François Yergeau, I18N expert (Saturday 8 July 2006) に載っていたインタビューです.聞き手は Daniel Glazman です.

François Yergeau は XML と国際化の専門家でこの後の方には20年近く携わっている.彼は HTML の国際化の仕様書(RFC 2070)の作成者の一人であり UTF-8 を定義した RFC 2044 や UTF-16 を定義した RFC 2781 の作成者の一人でもある.標準化(ISO、IETF、Unicode、W3C)の活動かで、2つの W3C のワーキンググループ(国際化コアーと XML コアー)で活動している.フランス語の も委員で情報ハイウェイの発展のための国際センター(Centre international pour le développement de l'inforoute en français (CIDIF))の委員でもある.ケベックの Laval 大学で B.Sc. と Ph.D. を取得している.

Glazman : 今日は François.ここでは恒例ですが問題の核心に入る前に2つの簡単な質問をすることにしています.あなたがインターネットと出会ったのはいつですか?またそれは Windows、Linux、Mac のどれでですか?

Yergeau : 1990年頃ケベックの Laval 大学で研究していたときです.大学全体があの驚くべき 64KB/sec の回線で世界と繋がっていたことをはっきりと覚えています.「宗派」についての質問ですが、 敬虔なるWindows 派であり、Unix 派(Linux を含めてですが)でした.Mac 派ではありませんでしたが蔑んでいたのではなく単に機会がなかっただけです.

Glazman : Web の国際化(internationalisation)っていうのはそもそもなんですか?ローカライゼーション(localisation)とどこが違うのですか?国際化の Web に於ける技術的面というのはどの方面(プロトコルとか言語等々)ですか?

Yergeau : 幅広い質問ですね.1日たっぷり掛けてチュートリアルを誰かにやって貰った方が良い...でもまあ何とか纏めてみましょう.ローカライゼーションというのは何かを他の言語に翻訳することです.Web サイトやソフトウェアーの場合単に翻訳といわないでローカライゼーションというのは普通のテキストの翻訳と違って技術的なことや文化的なことを加味する必要があるからです.一方の国際化(internationalisation)はローカライゼーションの為の技術的な下準備のようなものです.プロトコルを用意しておくとかフォーマットを決めておくとかです.そういう用意があればソフトウェアーの翻訳が簡単になりある言語を別の言語の書法に書き換えやすくなるのです.例えば日付の規則とかその他細々とした各言語特有の書法です.大雑把に言えば国際化が充分に網羅的に整っていればローカライゼーションは翻訳を実行していくだけと言うことです.

Web に関していうとそれが唯一の世界的な基準に基づいたアプリケーションだという考えが重要です.そこから標準の必要性が出てきました.そのアプリケーションの一部ともいうべき様々なアプリケーションが機能するためにです.Web が巧く機能するように各方面の標準が開発され、変更を加えなくても様々な言語で使えるようにそれらの標準は国際化されています.

原則として国際化は Web の次の3つの柱に関わります.即ち、ドキュメントのフォーマット(HTML、CSS、XML、Cie)、トランスポート・プロトコル(http)、アドレス(URI)です.

Glazman : CERN の時代から Web は World Wide Web と呼ばれてきましたが、国際化を始めるまでに長い時間が掛かっています.どんな技術的問題点があるのですか?

Yergeau : 最初は Web ページの HTML の言語はごく限られた文字に限定されていました.それは(ISO-Latin-1 としてよく知られた)ISO 8859-1 です.これだと少数の西ヨーロッパの言語でしか Web ページは作成出来ません.最初の問題はこの障害を取り除くことでした.それは ISO-Latin-1 の後方互換という形で世界的適応を目指した Unicode に基礎を置いてHTML を作り直すということでした.HTTP というトランスポート・プロトコルは殆ど問題ありません.画像も既にあるならかのものですませることが出来るからです.アドレスの URL は一番の障害でした.理由の一つはオリジナルの定義がしっかりしていなかったということです.また別の理由としては要求が少なかった(ユーザーが自分のページが自分の言語で作成出来ないなら其れで構わないといった具合に URL の制限に対して束縛をあまり感じていない)からです.これも最近になってやっとセキュリティ問題と結びつけて標準化されました.

Glazman : Unicode というのは一体何者なのですか?世界中の書法をコンピュータに載せるのに何故こんなに長く複雑なものになるのですか?

Yergeau : Unicode というのは1つのキャラクターセットです.つまりコンピューターで書かれたテキストを処理する約束です.コンピューターは元々数しか知らないのです.Unicode を他のキャラクターセットと比べたとき最も本質的な特徴は世界中の全ての書法を扱ってやろうと言うところです.これは大変な仕事でその理由は以下に挙げます.

  • 世界には本当にたくさんの書法が存在します.例えば ISO 15924 標準 を見てください.各書法に4文字のコードが必要です.
  • 書法は人間の作りだしたもので非常に複雑で必ずしも論理的というわけではありません.
  • それぞれの書法に関しての信頼出来る完全な情報を得るのも簡単ではありません.また標準とは長期間存続させる建前ですから失敗は許されません.特定の書法に何か変更を加えようとすると既に出来ているものが全部駄目になってしまう可能性があります.従って存続期間を長くしようと思ったら最大限の慎重さを要するというわけです.
  • さらに既に存在するキャラクターセットとの互換性が強く求められています.これは Unicode に大きく影を落としていることでもあってその為ますます複雑になり辛い妥協を強いられるという寸法です.その圧力は仕事を完成させるのに未だに大きく影響してきます.

しかし何だかんだ言っても Unicode は現在大成功を納めていると思っています.全ての書法が未だ含まれているわけではありませんが仕事は継続されています.また嬉しくも驚くべきことに数的にも経済的にも主要な言語の書法は全て既にコード化されているのです.

Glazman : 全ての言語、全ての書法、全ての文化がインターネットの前では平等ということですか?

Yergeau : いいえ違います.元々本質的に平等ではないのです.幾つかの言語の書法を例に取ってみましょう.ラテン系の言語ではとても単純です.小さなアルファベットが決まった方向に並べられるだけで例外としてリガチュア(訳者注:æ や œ の文字)が有るくらいです.アラビア語となると話は込み入ってきます.右から左に書く中で数字は右から左にというだけに留まらず隣り合った文字によって文字が形を変えたり強制的リガチュアというのもあります.デバナーガリ文字(ヒンディー語その他)には 結合(リガチュアの1種)や位置を変える母音とかその他面白いことが色々あります.まだチベット語やクメール語の書法は調べていません.

相違は結局コンピューター化され彼らコンピュータで使う以前にそうなるかも知れない.経済的に重要でない言語の書法はコンピュータ化されるのが技術的に難しく時間が掛かってしまう.悲しいことだがどうしようもないことだ.

(明日以降に続く)

Unicode の作定にどれほど日本人が関わったのでしょうか.書けない漢字が沢山あってこれは皆参加した日本人が「辛い妥協をした」とでも言うのでしょうか.世界中の言語を欧米人がどんどん勝手に決めていくそのこと自体の傲慢さを考えずに「悲しいことだがどうしようもないことだ.」で済ませてしまうのでしょうか.

06/07 ■(7/10) 分からないこと

先日ちらりと書いた(7/6b) 無料でよいものが出来るはずがない に対して 四畳半 裸電球 日記帳「分かったこと。」2006年7月8日(土) で次のように書かれています.

普及を妨げているのは「無料でよいものが出来るはずがない」等の固定観念などではなく、絶望的なまでのセンスの欠如だ。

無視していたわけではなく直ぐ気づいたのですが何と応じればよいのか「分からなかった」ので今まで放置してきました.致し方なく何故分からないかを書くことにします.

筆者の論調は「無料 = 駄目なもの」という風潮があるらしい.「その風潮を換えるのは」難しい.「無料である Firefox 普及にその風潮も変える必要がある」がそれは「知られていない」ということを変える以上に難しい.です.

筆者はここでも書いていますが Firefox の普及の最大の妨げは知られていないことだと思っています.先進国では唯一これだけシェアーの低い理由は、以前 (5/20) IE 専用ページ の最後に書いた日本が階級無き社会だと言うことが影響しているのではないか.他の先進国のように若者からエリートへと普及しそのエリート(社会的に影響力が大きい)が引っ張っていくという構図がないからではないかとかなり本気で考えています.もう一つつけ加えると日本でも Firefox を使っているのはエリートだと思います.しかし日本のように階級無き平等社会ではそのエリートは社会に何の影響力もないということです.それでその知られていないという大きな集合の小さな部分集合、あるいは重要ではない別の集合として「無料 = 駄目なもの」なんていう輩がいると言っているつもりです.この辺り曖昧な書き方をしていてどちらかというとこういう風潮もあることに気づいたというのが主眼でした.またこれは今思いついたのですが、「無料 = 駄目なもの」なんていう輩も日本ではエリートであってこういう馬鹿なエリートの方が社会的影響力は大きそうです.ということは結局どこにもエリートはいないということになってしまいます.

話を元に戻すと、「四畳半 裸電球 日記帳」の主催者の方(以下、裸電球さん)の仰っている「...等の固定観念などではなく」は「無料 = 駄目なもの」という固定観念を全体集合として言っておられるのではないか、普及しない理由の第一に挙げていると思っておられるのではないか.というのが1点.第2点は、裸電球さんの「絶望的なまでのセンスの欠如」は具体的に何を言っておられるのか.どういうセンスを言っておられるのか分からないと言うことです.第3点は「無料 = 駄目なもの」という固定観念などは存在せず、あるのは「センスの欠如」という状態なのか、あるいはこれこれの固定観念を一つ一つとりあげても意味が無くてそれは「センスの欠如」という言葉で言い表されるべきものといっておられるのか.という3点が分からなくてどうお応えしようか困っていました.

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